2015年5月21日のチェモン新聞社によりますと、今年のマンゴーの収穫量が前の年より少なくなると予想されたようです。
ミャンマーで人気のセインタロンマンゴーは果肉が滑らかで甘くておいしい品種です。セインタロンマンゴーは主にミャンマーの中部(雨量が少ない地域)で栽培されていますが、最近は評判が高いことからヤンゴン周辺でも栽培するようになりました。

セインタロンマンゴーの質が認められ、輸入をしたい国も増えてきました。今まで、中国へトラックなどに乗せて陸路で輸出をしていたのですが、今年より空路で中国全般に輸出する予定をしていたそうです。また、シンガポールやタイなどにも輸出を広めていきたいと同新聞で書いています。

ミャンマーのセインタロンマンゴー【チェモン新聞記事より】

ミャンマーのセインタロンマンゴー【チェモン新聞記事より】


中国以外の国へ輸出をするには条件が厳しく、今まで輸出が難しかったのです。輸出するにはマンゴーの雑菌手順が必要になり、そのような設備が国内に存在しなかったのが原因でした。そのような原因を解消するため、マンゴーを殺菌できる工場をネピドー(首都)とマンダレーの近くにあるドンボー市で建設されました。それによってマンゴーの殺菌ができ、条件をクリアし、これからはいろんな国へ輸出が可能になります。
中国へ陸路で輸出をした場合、安い値段で売買されることが多いそうです。シンガポールやタイの輸出条件を満たせば、高い値段で売り込むことが可能になります。ミャンマーのマンゴー農家の明るい未来ですね。
だが、問題は今年の収穫量が少ないと予想されていますので、輸出は難しいとの声もあります。
いつか、日本でもミャンマーのおいしいセインタロンマンゴーが食べられるかもしれません。
ちなみに、セインタロンマンゴーをローカル市場で買う場合、一つが600~800チャット(60~80円)です。
MM Biz
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