雨季はミャンマー国民の大事な季節でもあります。全人口の70%は農村に居住しており、農業で生計を立てています。農業の命である農水ですが、安定した農業水へアクセスできる地域は本当にわずかであります。ほとんどの農家は雨季に合わせて農作業を行わなければなりません。
ミャンマーの主食はお米です。お米は灌漑水にアクセス可能な地域では年に3回収穫できます。しかし、雨季にしか栽培できない地域では、天候によって収穫量が左右され、それは農家の収入にも影響を与えるようになっています。
最近、政府は農業の機械化を推進しているのですが、農家に貯蓄が少なく機械の購入が難しく、農業機械化は思うほど進まないようです。伝統的な農業では、田んぼの土なおし、田植え、収穫、脱穀等を牛と人間の力で行います。今は、まさに田植えの時期です。ミャンマーでは女の人が田植えをするのが一般的です。
田植えは写真から見ても大変さが伝わります。しかし、彼女たちの日給は3000チャット(300円)です。最近では、高い給料を求めて、ヤンゴンや海外へ出稼ぎに行く人が増え、農村での農業労働者の確保が難しくなっているようです。