先日発表されたミャンマー国勢調査でヤンゴン管区の人口密度は1平方kmに716人と発表されました。ヤンゴン管区の総人口は736万人であり、その70%は都市部、残りは農村部で居住していることも同調査で明確になっています。

ヤンゴン管区の面積は10,170km²です。ヤンゴン市といわれている部分は33区で構成されてある、ヤンゴン川より北20kmの範囲になります。ヤンゴン管区の人口の70%がヤンゴン市で住んでいるとしたら、400km²の面積に人口の70%(515万人)が住んでいることになります。そうなりますとヤンゴン市の人口密度1km²で12880人(東京23区の人口密度14389人)になります。

ピンク色の部分はヤンゴン管区

ピンク色の部分はヤンゴン管区


ヤンゴン市といわれている範囲

ヤンゴン市といわれている範囲

1983年のデータによりますと、ヤンゴン市の人口は271万人しかなかったのです。それが30年間を経て倍になりました。
人口が増えることにつれ、ヤンゴン市には古い建物のところに新しい建物が次々姿を変えています。
一方で、ヤンゴン市のマンションやアパートの家賃は4年前から激しく値上がりをしています。
例えば、私がミャンマーに帰ってきたごろ、2013年に外国人向けのマンション(エレベーター付き、家具家電付きの3LDK物件)の家賃は90万チャット(9万円)でした。1年間を経って契約を更新する時は150万チャット(15万円)と倍近く値上がりしました。
マンションやアパートだけではなく、商業用のテナントも同様に値上がりしています。ヤンゴンダウンタウンやヤンゴン大学Hledan周辺のアパートの1階はほとんど店舗が入っています。それらの家賃相場は20万円~30万円(2015年のデータ)で、毎年10%~50%で値上がりしています。
ちなみに、ヤンゴンでお部屋を借りる時は1年契約になります。1年分の家賃は全部まとめて契約時に払うのが普通です。
ローカルのアパートも同様に値上がりしています。ローカルの物件はガスやお湯は出ないので、自分で工事をしなければならないのです。家賃は広さや立地によって7万チャット~50万チャット(7千円~5万円)くらいです。値上がり率はだいたい10%~50%です。
以上ヤンゴンの物件状況です。

MM Biz
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