私が住んでいるヤンゴン市は現在600万人も住んでいます。その規模は全国の人口5000万人の一割強がヤンゴン市に集まっていることを意味しています。

ヤンゴンに人口が集中している့理由は、仕事、教育、医療などを求めて地方から都会への移動が主な原因だと思われます。人口増加に伴って政府も様々な対策を取っています。例えば、ヤンゴン郊外(ヤンゴン市内から約30km範囲)にある今まで田んぼや畑に利用されていた農地を住宅用地への切り替え許可を出したり、郊外で低所得者向けのアパートを建設したり、など開発に力を入れています。

ラインターヤー【ヤンゴンより30km】

ラインターヤー【ヤンゴンより30km】


ラインターヤーの売却物件

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ラインターヤー

ラインターヤー


ラインターヤー

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しかし、郊外で住みたいと思う人はまだまだ少ないです。その理由として様々なことがあげられますが、アクセスの不便が一番の問題かもしれません。
ヤンゴン市では増え続ける人口に見合う都市計画がされていないのです。例えば、公共交通サービスである電車などがありません。現在、ヤンゴン市を一回りする列車がありますが、30分おきに1便程度しか出ていません。しかも、線路の状況から時速20~30kmしかスピードが出せないのです。また、駅はバス停と比べてアクセスの悪い場所にあるため、利用者はあまり増えない現状です。
ヤンゴン環状列車内の様子

ヤンゴン環状列車内の様子


ヤンゴン中央駅

ヤンゴン中央駅


ヤンゴン市内バス

ヤンゴン市内バス


そのような原因から、都心部に出勤される人のほとんどがバスを利用しています。最近、政府の車輸入税制度の緩和に伴って、ヤンゴン市に車が劇的に増え続けています。道路の面積よりも車の数が多いのではないかと疑うほど、渋滞が激しくなっています。その結果、郊外からヤンゴン市内(約30kmの距離)まで出勤する人の通勤時間は約3時間もかかることになっています。通勤だけでエネルギーが消耗されてしまいますね。
モービ【ヤンゴンより40km】

モービ【ヤンゴンより40km】


モービの田んぼ

モービの田んぼ


開発途中のモービの道路

開発途中のモービの道路

MM Biz
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